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練習の難易度

読者の皆さんから、お便りやご質問を沢山頂くようになりました。
  どうも、ありがとうございます。(^o^)/


  全てのお便りに対してお返事できていない状況ですが、
  必ずお返事しますので、もうしばらくお待ち下さいネ。スミマセン。(^^;


  そんな中で、hosomichiさんからメールもらったのですが、
  色々考えさせられる内容だったので、今号のテーマとして取り上げます。
  (もちろん、ご本人の了承は得ています。)



  ---------- ここから
 
  静岡のOBUです。お便り有難うございました。
  お返事が遅れまして、ごめんなさいね。
  30日間練習プログラムを最後までお読み頂き、
  有難うございました。
 
 
  > いろいろ参考になりました。
  > 基礎がいかに大事かがわかりました。
  > 動画も面白かったです。台がずいぶん古いのね。>^_^<
 
  はははっ!台が古いのは・・
  旧い高校の卓球場の台ですからね。(^^;
  時々、雨漏りもします。(笑)
 
 
  > 私は卓球をはじめて、5年になる60すぎのおばさん、いや
  > おばあちゃんかな。
 
  イヤイヤ。
  卓球に挑戦しようとする気概が、まだまだお若いと思います。(^^;
 
 
  > すこしでも上達したいとあるコーチに教えてもらっています。
  > そこで、お尋ねしたいのですが、このコーチは40才台の
  > すっごくうまい男の人です。私以外はうまい人を教えています。
  > 速いボール、よく切れたボールに慣れればそうでないボール
  > は簡単だという方針で、バシバシきてすこしもとれません。
  > 私はゆるいボールからはじめてダンダンとはやく、鋭く
  > と思っているのですが、どうおもわれますか?
  > そう言ってもそんなことはないと言われてしまいました。
  > もっと自分にあったコーチを見つけたほうがいいでしょうか?
 
  これは難しい問題ですね。
 
  コーチの方の考えも理解できなくはないのですが、
  お便りを読んだ感想としては、私は少々やり過ぎの気がしますね。
 
  hosomichiさんが全然取れないボールを送っても仕方がないです。
  決して間違いではないけれど、荒療治過ぎると言うか・・・。
 
  私もhosomichiさんと同じ考えで、最初は緩いボールから
  始めて、徐々に難しいボールにしていった方が良いと思います。
 
  特にキャリア5年、60過ぎという年齢を考えるとそうです。
  この年齢は中高年(失礼!)ですから、まずは無理なく楽しく
  健康維持のために続ける、というのが基本です。
 
  そして試合に出て、もっと勝ちたい、もっと上手くなりたいと
  心から思うのであれば、難しいボールにチャレンジしていく
  べきです。
 
  一度、コーチと話し合って、考えなどを伺い、お互いが
  納得できないのであれば、そこで初めてコーチを変える
  事を検討しても良いのではないでしょうか。
 
 
  ---------- ここまで




  ボールの強弱の加減は、広く言えば目標設定の問題です。
  私はその人の実力に応じて3段階に分かれると思います。


  1.その人の実力なら楽にクリアできるレベル

  2.少し頑張らないとクリアできないレベル
    逆に言えば、ちょっと頑張りさえすれば、クリアできるレベル

  3.相当頑張ってもクリアが難しいレベル



  練習は、1.~3.を上手くミックスさせていくべきだと思います。


  1.ばかりだと調子を整えるのには良いのですが、上達は望めません。
  でも気持ちが消極的になっている時などは、1.を中心にやり、
  自信を回復するのも1つの手ですね。スランプの時とかに・・・ネ。


  やはり、通常の練習のメインは2.となるでしょう。


  こうすることで、自分の限界が伸びていきます。

  「自分の限界が伸びる = 卓球が上手くなる」

  ということです。


  で、稀に3.を取り入れると、もっと良いです。


  あまり頻繁にやると、「自分には出来ない」とかマイナスの気持ちが
  働いて卓球が楽しくなくなりますが、時には荒療治を入れて、刺激を
  与えてやる必要があります。


  気持ちが積極的なときにやる練習ですね。
  例えば、ある大会で自分が納得の行くプレーが出来て優勝したとき、
  間髪を入れずに(←ここが重要)もっと上手い人と練習試合をするとか。




   シャキーン!(←効果音)
  //-------------------/
   OBU’S EYE ★彡
  /-------------------//

  hosomichiさんのコーチは、もしかして2.のレベルのつもりで、
  彼女にボールを送っているのかも知れません。
  それが、hosomichiさん本人には、3.のレベルの様に感じていると。


  感じ方にギャップがあるのだとすると、そこが問題なのでしょう。
  このような場合、やはり、一度話し合われるのが良いと思います。


  コーチは自分の教え方に自信をもっている場合が多いので、
  選手の側から言い出すのは、少し難しいのかも知れませんね。
  逆にコーチは、選手の側の微妙な心理を分かってあげる必要が
  あるのかも知れません。


  信頼関係を築くのは、どうしても長い時間がかかるのだと思います。



  では、今号のまとめです。

☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆

1.練習の難易度には段階がある。それらをよく知り、意識して練習しよう。
2.自分の限界が伸びることが、卓球が上手くなることである。
3.コーチと選手は信頼関係を築いていこう。長い時間をかけて、じっくりと。

☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆




  *************

  前号で、

   「趣味悠々。中高年のための楽しい卓球レッスン」

  を紹介したときに、お名前を間違えてしまいました。


  >20年くらいブランクのある初老の方は、井出さんと言われるのですね。


  井出さんではなく、井門さんの間違いでした。

  大変、失礼致しました。謹んでお詫び申し上げます。<(_ _)>

  *************



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   ぜひ、下記のアドレスまでご連絡ください。
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      info@e3-pingpong.com


  次号もお楽しみに!




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   編集後記
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  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  その後、hosomichiさんからメールを頂きました。

  結局、コーチには言い出せなかったみたいです。

  でも市の卓球大会で家庭婦人の部に出場したり、この猛暑の中、
  小学校の体育館で3時間も練習したり、すごく頑張っています。

  「卓球が大好きで、卓球が上手くなりたい」

  この想いが強い方なので、きっと壁を乗り越えていけると思います。

  hosomichiさん、ファイトです!


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