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「北斗の拳」と卓球

唐突ですが、あなたは「北斗の拳」というマンガを知っていますか?


  1980年代の後半に、週刊少年ジャンプに掲載された人気漫画です。
  当時、OBUは学生だったのですが、夢中で読み漁りました。(^^;
  北斗の拳は、爆発的な人気で、パチスロのモデルになったり、
  最近ではコンビニで、単行本のリバイバル版が売られたりしています。


  主人公のケンシロウは、北斗神拳という拳法の正統伝承者です。
  暴力が支配する世の中で、傷ついた人を助けるという優しい心を持つ、
  少し哀愁の漂う孤独なヒーローとして描かれています。


  冒頭の「お前はもう死んでいる」は、ファンの間では有名な
  ケンシロウのセリフです。


  ちなみに「あたたた!」はケンシロウの攻撃時に発する気合の声です。
  「あべし!」は相手が北斗神拳で倒される時に出す声で、
  他にも「ひでぶ!」や「うろあ!」など色々あります。(笑)


  北斗神拳(ほくとしんけん)は、一子相伝という厳しい掟のために、
  ケンシロウは、共に拳法を学んだ兄弟とも闘わなくてはならないという、
  非情な運命をたどります。


  ケンシロウには、ラオウ、トキ、ジャギの3人の兄がいます。


  長兄のラオウは、自ら拳王と名乗り、暴力と恐怖でこの世を支配すると
  いう己の野望のために、父リュウケンをも殺してしまいます。
  神をも恐れぬラオウは、とにかく強すぎた男として描かれています。


  次兄のトキは、ケンシロウとその恋人のユリアを助けるために死の灰を
  浴びてしまい、余命少ない自分の人生を、北斗神拳を医療に応用し、
  人助けに使おうとします。生き方がカッコイイですネ。


  三兄のジャギは、ケンシロウに正統伝承者の座を奪われたことに嫉妬して
  おり、ケンシロウを陥れるためのみに生きる最低野郎(笑)で、結局
  ケンシロウに倒されます。


  初期の頃の「北斗の拳」は、ケンシロウとラオウの戦いを軸に展開します。


  北斗神拳のほかに、南斗聖拳や元斗皇拳や北斗琉拳が現れ、読み進めて
  行くに従って、続々とキャラクタが登場します。


  「北斗の拳」の人気の秘密は、登場するキャラクタが個性的であること
  と思われます。実に個性的に描かれていて、大変面白いのです。
  人気投票するサイトがあるくらいです。

   投票はこちら     → http://www.rotoho.com/
   リサーチ結果はこちら → http://hokuto.to/res/res.html


  私は、なんと言っても次兄のトキが大好きです。(^^)


  ラオウやケンシロウが剛の拳ならば、トキは柔の拳なのです。
  同じ北斗神拳でも全然タイプが違うのです。


  相手の凄まじい闘気を受け流し、相手の力を利用してダメージを与える。
  「激流に逆らえばのみこまれる。むしろ激流に身をまかせ同化する。」
  「激流を制するは静水。」


  卓球で言うならば、トキの拳は、まさに“カットマン”。
  攻撃型の強烈なドライブやスマッシュを、打球コースや心理までも読み、
  拾いまくる。そして隙を見つけて一撃必殺の攻撃を送り込む。


  「トキの北斗神拳 = カットマンという戦型 = 私の目指す卓球」

  という構図が私の頭の中にあり、

  「カットマンは華麗な戦型。俺も究極の奥義を体得するゾ!」

  と、学生の私は本気でそう思っていました。 →単純でした。(笑)


  あなたは、ラオウやケンシロウのタイプ(攻撃型)が好きですか?
  それともトキのタイプ(守備型)が好きですか?


  初心者の方は、最初はケンシロウ(攻撃)型を目指すのが良いでしょう。
  そこから派生して、性格を加味して、自分の卓球をデザインして行けば
  良いと思います。




  ・・・・・


  先日(と言いましても1ヶ月ほど前ですが)、BS放送の「スポーツ大陸」
  という番組で、松下浩二プロの特集がありました。


  松下選手は、日本で初めてプロになった選手です。


  練習相手をはじめ、スポンサーとの契約交渉、賞金大会への出場などを
  全て自分でこなし、試合の結果が直接自分の収入に影響する・・・
  そんな厳しいプロの世界が紹介されていました。


  番組では、平成16年度の全日本選手権に向けて、
  松下選手の取り組みが中心に描かれていました。


  コーチは、ミスターカットマンと言われる高島規郎さんです。
  高島さんは、70年代の日本のエースで、75年の世界選手権では
  シングルスで銅メダルを獲得しています。


  松下選手は今でこそ日本の第一人者ですが、93年にプロになった当初は
  ずっと勝てなくて、成績は低迷していたそうです。


  それが、高島コーチに指導を仰ぐようになってからは急成長を遂げ、
  全日本選手権でシングルスは4回、ダブルスは7回優勝し、
  97年の世界選手権のダブルスで胴メダルを獲得します。


  高島コーチは、カットマンの後継者である松下選手に自分の持っている
  全てのワザを教え込んでいったそうです。


  まるで、一子相伝の北斗神拳みたいですね!(笑)


  全日本に臨む松下選手の目標は、
  6回戦で対戦する、優勝候補の吉田海偉選手をいかに倒すか。
  この一点に絞られていました。


  吉田選手のレシーブの弱点、攻撃のクセや反撃のためのコース取りなど、
  高島コーチと二人三脚で対策を練るのですが ・・・
  結果は、吉田選手の爆発的な攻撃力の前に敗れてしまったのです。


  しかし、試合の反省をしたら、すぐに気持ちは次の大会への準備へ
  切り替えていく。プロとしての戦いに終わりはないのです。


  挑戦し続ける松下選手の姿を追った、感動的な番組でした。


   シャキーン!(←効果音)
  //-------------------/
   OBU’S EYE ★彡
  /-------------------//
  卓球にも、いろいろな流派があると面白いですね。


  「おれは佐藤先生の門下で、立花流変幻カットの流れをくむ者。
   おまえのドライブ攻撃など、すべて見切っているのだ。
   受けてみるが良い、究極必殺技!なんちゃってサァーブ!!」


  卓球の試合中に、こんなことを言うヤツは、どこかイカれていますが、
  ココロの中で叫ぶのは、個人の自由です。(笑)


  え? おまえ、ひょっとして、コレやってるのかって?


  あ、バレましたか。(^^;


  でも究極必殺技が「なんちゃってサーブ」ではカッコ悪いので、
  今度ネーミング、変えようかと思っています。(笑)


  ※試合中に関係ないことを口走るのはバッドマナーで警告を受けるので
   良い子の皆さんは真似しないようにして下さいネ。(^^)


  以上です。

  ※この内容についての「ご意見・ご感想・ご質問」は、
   ぜひ、下記のアドレスまでご連絡ください。
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      mailto:info@e3-pingpong.com


  次号もお楽しみに!




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   編集後記
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  最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  松下選手は、きっと高島流カットの伝承者でもあるのですね。
  今度は本人が誰かに伝えていくはずです。

  親子で卓球をする家族もいますが、親の想いも同じなのかも知れません。

  私も、OBU流カットを、長男のルフィや次男のチョッパーに
  伝授したいもンです。(大好き、ONE PIECE!)


  ※「相互紹介」募集中です。
   ご希望の方は、メールにてご連絡お願いいたします。
   できれば自分の言葉できちんと紹介し合えることを望みます。

  ※「ご意見・ご感想・ご質問」など、ぜひお聞かせください。
   メルマガの中で、テーマとして取り上げさせていただくこともあります。

   もちろん、「なんちゃってサーブ」に代わるネーミング案も
   大歓迎です!(^o^)/
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