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スイートスポットについて

 創刊号から前号まで全日本選手権の話が続いたので、今号は卓球のテクニックの話をしますね。


えーと、あなたのラケットを用意してください。
ラバーを貼っていない状態のラケットがいいですね。


なに? あなた、マイラケットを持っていない?


だぁ~めじゃないですかー。今すぐ卓球専門店で買ってください。ダッシュです!(笑)
静岡清水地区なら、ヤブザキ卓球か井上卓球か、又は康生さんの店です!
※ローカルな話でスミマセン。いつもお世話になってるもンで。(^^;;


ラケット、用意できましたか?


では、何か固いもの(例えばドライバーの柄とか)で軽くラケットの表面を叩いて下さい。
固いものが用意できなければ、中指の第2間接で構いません。この場合、ドアをノックする要領ですね。


軽くですよ。くれぐれも、かぁ~るくですよ!表面を傷つけない様にネ。


どんな風に叩くかというと、コンコンってやりながらラケットの表面の端から端までを叩きます。


叩きながら音をよーく聴いて下さい。


コン,コン,コン,コン、コン、カン、コン、コン、コン,コン,コン・・・


どうですか?
もう一回やってみましょう。


コン,コン,コン,コン、コン、カン、コン、コン、コン,コン,コン・・・


ラケットの端の方は、コンという鈍い音がし、真ん中の辺りでカンというやや高い音がするはずです。


縦方向でやったら、次は横方向です。


コン,コン,コン、コン、カン、コン、コン、コン,コン・・・


あ、横方向は縦方向に比べて短いので、コンも一つずつ少ないのです。←細かい!(笑)


同じ様に、真ん中辺りで「カン」というやや高い音がしますよね。
この「カン」と高い音のするところが、ラケットの芯、つまりスイートスポットなのです。




今度はボールを使ってやってみましょう。
ラケットの上でボールを弾ませる、いわゆる「ボール突き」です。


ラケットの真ん中辺りのスイートスポットで打てば、ボールも弾みます。
逆にわざとラケットの端で打ってみて下さい。あまり弾みませんよね。


ボール突きのコントロールが難しい人は、ボールをラケットの上30cmくらいのところから
落として確かめて下さい。ラバーを貼ったラケットでも、このことは確認できます。
やっぱり、真ん中は弾み、端は弾まないですよね。


やってみましたか?


手に伝わってくる振動もビミョーに違いますよね。違いが分かりましたか?
芯に当たれば心地よい振動が来るけど、外れると鈍い振動が来ますよね。
この感覚が、卓球の上達に大変重要です。是非、早い段階でこの感覚を覚えるべきです。


また、スイートスポットにボールを当てると、よく弾んでスピードが出ます。
あなたがスマッシュを打つときは、必ずココに意識的に当てましょう。
逆に相手の打球を殺すときは、ココを外すと良いです。これは高等技術ですが。(^^)


まずは普段の練習で、出来るだけラケットの一定の場所(芯)に当てる様に心掛けることです。
「あ、今(の打球)は(芯に)当たった」「今のは、外れた」っていう様に、常に意識して打球しましょう。
一定の場所に当てるためには、「ボールをよく見ること」が重要になってきます。


新しいピン球(ピンポン球のことです)で打つとラバーの表面に球の跡が残りますよね。
これではっきり確認できます。普通は、満遍なくバラけます。
ご安心下さい。初心者、初級者の方はみんなそうですから。(^^)
中級者以上の方は、これで自分の今日の調子を知ることもできますね。


この球の跡が一定の場所に集まる様になれば、あなたは「かなり卓球の上手な」人です。




では、今号のまとめです。

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1.ラケットの真ん中辺りには、芯(スイートスポット)がある。
2.芯に当たる当たらないの感覚を早くマスターすることが大事。

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シャキーン!         ←お、ここで出たか!(笑)
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OBU’S EYE ★彡
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今回の内容は、「ふーん、そうなんだ」で終わっちゃ何の意味もありません。
あなたが次にラケットを握るときに、是非実行してください。
あのメルマガに、こんなことが書いてあったナ、ちょっとやってみるかーってね。

頭で理解(イメージ)して、身体で覚える・・・卓球上達の秘訣はコレです。





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次号も技術的な話題です。お楽しみに!